良い住宅メーカー・悪い住宅メーカー
最近の日本は昔と違い、核家族化が非常に進んでいて自分の親と一緒に暮らす事は、若い人にはなかなか考えられない世の中になってきています。
それはつまり、若い人達が自分の住居を持つ事を意味します。都心であれば一般的にマンションが選ばれ、定年後もマンション暮らしといった生活が多いように感じます。それとは反対に、田舎であればあるほどマンションでなく新築住宅を選ぶ人が多いと思います。
それでは新築住宅を選ぶ人はどういったメーカーを選ぶのでしょうか。大手ハウスメーカー・工務店等いろいろあるとは思いますが、私が選んだのは新潟県のローコストの注文住宅メーカーでした。一番最初は近くの工務店で見積をとりましたが、最終的に選んだハウスメーカーと比べると、200〜300万円程ハウスメーカーの方が安くできました。
ちなみに、私が一番感じたハウスメーカーと工務店の違いは、最新技術を使っているか、それとも従来の技術を使っているかです。ハウスメーカーでは、最新技術が標準設備として導入されています。例えば窓であれば、工務店は通常のアルミペアガラスで、ハウスメーカーはLOW-Eガラスといった具合です。換気システムに関しても、工務店は一般的な第3種換気システムで、ハウスメーカーは第1種換気システムが標準設備となっている場合が多いです。その他、断熱材・ドアや床材の建材、いずれにしても最新の技術や商品を使うのがハウスメーカーだと思います。
あともう一つは、ハウスメーカーは構造計算をしっかりしてくれたり、又断熱性能が省エネ基準に適合された仕様、あとはプラン力が全然違いますね。ただ、工務店の良い所は凄く親身になってくれて、新築後もしっかりとした付き合いが続く事でしょうか。何かあればすぐ相談でき、飛んできてくれる。それはある意味ハウスメーカーにはないメリットだと思います。それと、工務店の場合は、構造をしっかり作ってくれている感じはします。例えば、ハウスメーカーの柱は105mm角ですが、工務店は120mm角の柱を標準で使用している様に感じます。(新潟県)構造の梁に関しても同様です。
つまり、ハウスメーカーは建築基準法を満たしていればOKな仕様で、工務店は建築基準法を大きく超えた、しっかりとした仕様で作ってくれる傾向があると思います。
これから新築住宅を建築する人におすすめなのは、工務店なら最新技術の知識もある、昔ながらの工務店でない所が良いと思います。ハウスメーカーであれば、自分自身である程度知識を付けて指示・依頼しないと、良心的なハウスメーカーでない限り、細かい箇所まで考慮して造ってくれないと思います。実際には、昔の家と違い最近の家は長持ちする様になってますので、安いローコストハウスメーカーを選ぶ人が多いのではないでしょうか。メーカーによって、こだわりが当然違いますので、1つのハウスメーカーにこだわらず、自分が納得できる住宅を造ってくれるハウスメーカーを探し回る事をおすすめします。
そうやって色々探し回る事で、自分の知識も付き、結果より良い住宅を建築できると思います。
参考:工務店の選び方
注文住宅にしてよかった!
我が家は分譲地の1件を購入しました。
半分は建売住宅、半分は土地だけという販売方法です。
我が家は注文住宅を選びましたが、買い手がつく前の完成した建売住宅を内覧できる機会がありました。
正直我が家との違いを感じてしまいました。
その建売住宅は安さ重視。家を建てる価格はこんなにも違うものなのか・・・
まず建具が少ないような印象を受けました。
まずリビングに入るとキッチンだけがドーンと設置されて目立っていました。
食器棚やパントリーがキッチンに置いてないのです。
我が家は統一感を出したかったので、キッチンと食器棚は同じメーカーに注文しました。
パントリーも大型を作ってもらったので、キッチン用品以外にもリビングのこまごましたものを収納するのに重宝しています。
内覧して、この建売住宅は安いけどこれから買わなければならない家具が多くなるだろうと思いました。
事実、その後購入された方と親しくなってお互いの自宅を行き来するようになりましたが、
パントリーがないので、リビングに棚を置いていました。
でもそれほど大きくはない棚しか置けないので、リビングの物があふれかえってしまうと収納の確保に苦労していました。
そのせいか我が家とほぼ同じ建坪なのに狭く感じました。
不思議なのはなぜか造作デスクが付けられていたことです。
キッチンで子供の宿題を見たり、お料理の本を広げたりするためと説明されたようでしたが、
物置場になってしまって役割を果たせないと言っていました。
私ならむしろ造作デスクはない方が収納家具を置けて良かったのかなと思います。
我が家も考えたことがあったのですが、状況に応じて机は移動できた方がいいと思っていたので、
造作デスクはやめることにしたのです。
そうは言っても我が家も失敗した点はたくさんあります。
照明スイッチやコンセントの位置も、壁紙もイメージと違う部分がありました。
時間をかけて入念に準備を重ねてきたはずなのにはやっぱり気になる点はたくさんあります。
小さな気になることはありますが、一番重視した収納に不満はありません。
実はマイホームの購入を考え始めたときは建売住宅を検討していました。
理想の建売住宅に出会えず注文住宅の購入を決めたので、
マイホーム建設後は当初の3000万円の予算から5000万円近くと1.5倍以上となってしまいました。
だからローンが早く終わるであろう建売住宅を今更ながらうらやましいと思うこともあります(笑)
それでも自分たちが住みやすいように一つ一つ決めていったマイホーム。
とても快適に暮らしています。